クライアントの皆様に、高品質のサービスを提供いたします！
米国税制情報 (U.S. Tax Guide)
インフレーション調整項目 （Inflation Adjustments）
2016年のインフレーション調整項目
IRSが、2016年のインフレ調整項目と税率表を公表しました。
IRSは、個人と信託および遺産財団の2016年の税率表と公表すると同時に、同年に対する50以上の年次インフレ調整項目を公表しました。
HPアドレスは、次の通りです。
https://www.irs.gov/pub/irs-drop/rp-15-53.pdf
（歳入手続 第2015-53号, Rev. Proc. 2015-53）
インフレ調整によると、おもに次の金額が変更になります。
・人的控除(Exemption)
4,000ドル(2015年)、4,050ドル(2016年)
・標準控除(Standard Deduction)
夫婦合算申告の場合 ：12,600ドル(2015年),12,600ドル(2016年)
単身者申告の場合 ： 6,300ドル(2015年), 6,300ドル(2016年)
夫婦個別申告の場合 ： 6,300ドル(2015年), 6,300ドル(2016年)
特定世帯主申告の場合： 9,250ドル(2015年), 9,300ドル(2016年)
・養子税額控除(Adoption Credit)
13,400ドル(2015年), 13,460ドル(2016年)
・税率表(Tax Table)
夫婦合算申告において、最高税率(39.6%)の適用が開始される
所得金額 ： 464,850ドル(2015年), 466,950ドル(2016年)
特定世帯主申告において、最高税率(39.6%)の適用が開始される
所得金額 ： 439,000ドル(2015年), 441,000ドル(2016年)
・遺産税における統一税額控除(Unified Transfer Tax Credit)
543万ドル(2015年), 545万ドル(2016年)
・贈与税の年次控除(Gift Tax Annual Exclusion)
14,000ドル(2015年), 14,000ドル(2016年)
・代替ミニマム税(AMT)の計算上、28%の税率が適用される所得金額
(AMT, Excess taxable income above which 28% applies)
夫婦個別申告の場合： 93,150ドル超(2016年)
上記以外の場合 ：186,300ドル超(2016年)
・代替ミニマム税の基礎控除(AMT Exemption for Individual)
夫婦合算申告の場合：83,800ドル(2016年)
単身者申告の場合 ：53,900ドル(2016年)
夫婦個別申告の場合：41,900ドル(2016年)
遺産・信託の場合 ：23,900ドル(2016年)
・外国勤労所得免除(Foreign Earned Income Exemption)
100,800ドル(2015年), 101,300ドル(2016年)
その他
・子女税額控除(Child Tax Credit)
還付可能部分の金額は、3,000ドル(2016年)
・ホープ税額控除(Hope Credit)
・生涯学習税額控除(Life-Time Learning Credit)
・勤労所得税額控除(Earned Income Credit)
・適格教育ローン利子控除(Qualified Educational Loan Interest)
・その他罰則金に対するインフレ調整
歳入手続では、申告誤り罰則金(Failure to File Penalties)に対
して、はじめて、インフレ調整金額を含めることとしました。
これは、2014年租税増加防止法(P.L. 113-295)を制定したことによ
るものです。
インフレ調整罰則金の例は、第6722条における、納税者が正しい文
書を提供することが出来なかった場合に対する罰金(penalty for
failure to furnish correct payee statements)で、250ドルから260
ドルに増加されました。
※ このニュースは、Journal of Accountancy の2015年10月22日の、以下のニュースを基に作成しました。
